子どもが思うようにできないとき、
つい頭をよぎる考えがあります。
「教え方が合っていないのでは?」
「指導が悪いのでは?」
その気持ち自体を否定するつもりはありません。
心配になるのは自然なことです。
ただ、現場で子どもたちと向き合っている立場として、
どうしても伝えておきたいことがあります。
“できない=指導が悪い”とは限りません。
■ できない時間は、成長の途中に必ずある
どんな子どもでも、
成長の途中には必ず
「できない期間」「伸び悩む期間」があります。
これは失敗ではなく、
必要なプロセス です。
ダンスでも、勉強でも、
すぐに結果が出る子の方が珍しい。
それなのに、
できない状態だけを切り取って
「指導の問題」と判断してしまうと、
子どもはとても大切な経験を失います。
■ 指導は“代わりにできる”ものではない
はっきり言います。
どれだけ良い指導でも、
先生が代わりにできるようにしてあげることはできません。
考えるのも、
失敗するのも、
体を動かすのも、
積み重ねるのも、
すべて子ども本人です。
指導の役割は、
正しい方向を示し、
考える材料を与え、
挑戦できる環境を整えること。
一瞬で結果を出す“魔法”ではありません。
■ できない理由探しは、子どもの挑戦を止める
「先生の教え方が悪い」
「合っていないのかもしれない」
こうした言葉は、
たとえ子どもに直接言っていなくても、
空気として伝わります。
すると子どもは、
・失敗を怖がる
・注意を真剣に聞かなくなる
・自分で考えなくなる
・誰かのせいにする癖がつく
一番損をするのは、子ども自身です。
■ 向き合うべきは「誰のせいか」ではない
できないときに必要なのは、
責任の所在を探すことではありません。
・どこでつまずいているのか
・何がまだ足りていないのか
・どう変えれば前に進めるのか
ここに一緒に向き合えるかどうか。
この時間を経験した子は、
できない状況を
「終わり」ではなく「途中」と捉えられるようになります。
■ 伸びる子に共通していること
これまで多くの子どもを見てきて、
はっきりしていることがあります。
本当に伸びる子は、
できない時期に
・投げ出されなかった
・急かされなかった
・信じてもらえていた
この3つが揃っています。
その結果、
自分で考え、
自分で踏ん張り、
自分で成長できるようになります。
■ 指導を信じるとは、丸投げすることではない
誤解してほしくないのは、
「何も言うな」「黙っていろ」
という話ではありません。
大切なのは、
結果が出ない今の時間を、どう捉えるか。
短期的な結果だけで判断するのか、
成長の途中として見守るのか。
この違いが、
数ヶ月後、数年後に
大きな差になります。
ORGART DANCE CLUBが大切にしているのは、
「すぐできる子」を作ることではありません。
できない時間と向き合い、
そこから抜け出せる力を育てること。
その価値を理解し、
一緒に子どもの成長を見守れる方と、
これからも向き合っていきたいと思っています。
📍門真市・守口市
ORGART DANCE CLUB
成長の“途中”を大切にするブレイクダンス教室


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